doc/pdfmaker.ja.md in review-3.0.0.preview2 vs doc/pdfmaker.ja.md in review-3.0.0.preview3
- old
+ new
@@ -5,16 +5,25 @@
#### TeX Wiki - TeX入手法
* https://texwiki.texjp.org/?TeX入手法
## Re:VIEW バージョンによる変化についての注意
+* Re:VIEW 3.0 より、使用するデフォルトのクラスファイルを jsbook.cls から review-jsbook.cls に変更しました。以下の「review-jsbook.cls について」を参照してください。
* Re:VIEW 2.0 より、LaTeX コンパイラのデフォルトが pLaTeX から upLaTeX になりました。以下の「upLaTeX について」を参照してください。
* Re:VIEW 2.0 より、image タグに `scale` オプションを使って倍率数値を定義していた場合の挙動が変わりました。以下の「scale オプションの挙動について」を参照してください。
* Re:VIEW 2.0 より、config.yml 等の設定ファイルで使われる `prt` のデフォルトが「発行所」ではなく「印刷所」になりました。「発行所」には `pbl` のほうをお使いください。
-## upLaTeX について
+## review-jsbook.cls について
+★TBD
+
+`texdocumentclass` で明示的な設定をしていない場合は、config.yml の `review_version` の値に基づいて切り替えられ、2.0 の場合は従来の jsbook.cls が使われるようになっています。
+
+## Re:VIEW 2.0 以前の情報
+
+### upLaTeX について
+
2016年4月リリースの Re:VIEW 2.0 より、LaTeX のコンパイラのデフォルトが、「pLaTeX」から「upLaTeX」に切り替わりました。upLaTeX は pLaTeX の内部文字処理を Unicode 対応にしたもので、丸数字(①②…)のように pLaTeXでは otf パッケージが必要だった文字、あるいは韓国語や中国語との混植などを、直接扱うことができます。
ほとんどの pLaTeX 向けのパッケージはそのまま動作しますが、jsbook クラスや otf パッケージなどでは uplatex オプションが必要です。
LaTeX コンパイラコマンドおよびオプションについて、Re:VIEW の設定のデフォルトは次のとおりです。
@@ -25,11 +34,11 @@
texdocumentclass: ["jsbook", "uplatex,oneside"]
dvicommand: dvipdfmx
dvioptions: "-d 5"
```
-## 旧来の pLaTeX を使用するには
+### 旧来の pLaTeX を使用するには(Re:VIEW 1.0)
既存のドキュメントについて、利用しているマクロやパッケージが upLaTeX でうまく動かない、あるいはこれまでと異なる紙面ができてしまう場合は、pLaTeX に戻したいと思うかもしれません。
Re:VIEW 2.0 よりも前のバージョンと同じコンパイラ設定に戻すには、config.yml に次のように記述します。
@@ -49,10 +58,10 @@
<% else %>
\usepackage[deluxe]{otf}
<% end %>
```
-## scale オプションの挙動について
+### scale オプションの挙動について
Re:VIEW 2.0 より、``//image`` タグの第3オプションに ``scale=倍率`` で数値のみで倍率を指定していたときの挙動が変わりました。以前は「画像ファイルに対する倍率」でしたが、「紙面横幅に対する倍率」となります(もともと数値以外の文字も scale の値に含めていた場合には、変化はありません)。
旧来の「画像ファイルに対する倍率」に戻したいときには、config.yml にパラメータ ``image_scale2width: false`` を指定してください(デフォルトは true)。
```yaml