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@@ -1,8 +1,8 @@ -= ReVIEW フォーマット += Re:VIEW フォーマット -ReVIEW フォーマットの文法について解説します。ReVIEW +Re:VIEW フォーマットの文法について解説します。Re:VIEW フォーマットは ASCII の EWB を基本としながら、一部に RD や各種 Wiki の文法をとりいれて簡素化しています。 == 段落 @@ -224,10 +224,25 @@ //image で指定した識別子を用いて「@<img>{unixhistory}」と 記述します。//image と @<img> でつづりが違うので注意してください。 なお、後述しますが、インラインで図を出力するには@<icon>を使用します。 +図として貼り込む画像ファイルは、次の順序で探索され、最初に発見されたものが利用されます。 + +1. <imgdir>/<builder>/<chapid>/<id>.<ext> +2. <imgdir>/<builder>/<chapid>-<id>.<ext> +3. <imgdir>/<builder>/<id>.<ext> +4. <imgdir>/<chapid>/<id>.<ext> +5. <imgdir>/<chapid>-<id>.<ext> +6. <imgdir>/<id>.<ext> + +* <imgdir> はデフォルトでは images ディレクトリです。 +* <builder> は利用しているビルダ名 (ターゲット名) で、たとえば --target=html としているのであれば、images/html ディレクトリとなります。 +* <chapid> は re ファイルの名前に相当します。たとえば ch01.re という名前であれば「ch01」です。 +* <id> は //image[〜] の最初に入れた「〜」のことです (つまり、ID に日本語や空白交じりの文字を使ってしまうと、後で画像ファイル名の名付けに苦労することになります!)。 +* <ext> は Re:VIEW が自動で判別する拡張子です。ビルダによってサポートおよび優先する拡張子は異なります。 + == 番号が振られていない図 //indepimage[ファイル名][キャプション] で番号が振られていない画像ファイルを生成します。キャプションは省略できます。 例: @@ -315,11 +330,13 @@ footnotetextオプションを使うには、YAMLファイルのparamsに「--footnotetext」を追加します。 これでPDFのコラムや表のなかでも脚注が使えるようになります。 -ただし、通常の脚注(footnote)ではなく、footnotemarkとfootnotetextを使うため、本文と脚注が別ページに分かれる可能性があるなど、いろいろな制約があります。 +ただし、通常の脚注(footnote)ではなく、footnotemarkとfootnotetextを使うため、 +本文と脚注が別ページに分かれる可能性があるなど、いろいろな制約があります。 +なお、採番が別々になるためfootnoteとfootnotemark/footnotetextを両立させることはできません。 == 参考文献の定義 参考文献は同一ディレクトリ内の bib.re に定義します。 //bibpaper[cite][キャプション]{..コメント..} @@ -391,11 +408,11 @@ @<comment>{あとで書く} == 生データ行 -ReVIEW のタグ範囲を越えて何か特別な行を挿入したい場合、//raw を使います。 +Re:VIEW のタグ範囲を越えて何か特別な行を挿入したい場合、//raw を使います。 例: //raw[|html|<div class="special">\nここは特別な行です。\n</div>] @@ -417,11 +434,11 @@ //raw およびこの後に紹介する @<raw> インラインタグは、誤った内容を入れると 構造化文書を容易に破壊し得ることに注意してください。 == その他の文法 -ReVIEW は任意のブロックを追加可能なので、本によって専用ブロックを +Re:VIEW は任意のブロックを追加可能なので、本によって専用ブロックを 使う場合があります。これまでに使った例を以下に示します。 //prototype:: 関数プロトタイプ。『ふつうのLinuxプログラミング』で使用。 //type:: 関数の型宣言。『ふつうのHaskellプログラミング』で使用。 @@ -566,10 +583,10 @@ @<href>{chap1.html#point1, ドキュメント内ポイント} //label[point1] == 国際化(i18n) -ReVIEWが出力する文字列(「第◯章」「図」「表」など)を、指定した言語に +Re:VIEWが出力する文字列(「第◯章」「図」「表」など)を、指定した言語に 合わせて出力することができます。デフォルトは日本語です。 CHAPS などと同じディレクトリに locale.yaml というファイルを用意して、 以下のように記述します(日本語の場合)。