doc/format.ja.md in review-2.3.0 vs doc/format.ja.md in review-2.4.0

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@@ -153,16 +153,35 @@ ``` @<命令>{対象の内容} ``` -内容に「}」という文字が必要であれば、`\}` でリテラルを表現できます。 +内容に「}」という文字が必要であれば、`\}` でリテラルを表現できます。なお、内容の末尾を「\」としたい場合は、`\\` と記述する必要があります(たとえば `@<tt>{\\}`)。 記法および処理の都合で、次のような制約があります。 * ブロック命令内には別のブロック命令をネストできません。 * ブロック命令内には見出しや箇条書きを格納できません。 * インライン命令には別のインライン命令をネストできません。 + +### インライン命令のフェンス記法 + +インライン命令において `}` や 末尾 `\` を多用したい場合、それぞれ `\}` や `\\` のようにエスケープするのはわずらわしいことがあります。そのようなときには、インライン命令の囲みの `{ }` の代わりに `$ $` あるいは `| |` を使って内容を囲むことで、エスケープ表記せずに記述できます。 + +``` +@<命令>$対象の内容$ +@<命令>|対象の内容| +``` + +例: + +```review +@<m>$\Delta = \frac{\partial^2}{\partial x_1^2}+\frac{\partial^2}{\partial x_2^2} + \cdots + \frac{\partial^2}{\partial x_n^2}$ +@<tt>|if (exp) then { ... } else { ... }| +@<b>|\| +``` + +あくまでも代替であり、推奨する記法ではありません。濫用は避けてください。 ## ソースコードなどのリスト ソースコードなどのリストには`//list`を使います。連番を付けたくない場合は先頭に `em`(embedded の略)、行番号を付ける場合は末尾に `num` を付加します。まとめると、以下の4種類になります。