testdata/mybook/contents/01-install.re in review-retrovert-0.9.7 vs testdata/mybook/contents/01-install.re in review-retrovert-0.9.8
- old
+ new
@@ -37,11 +37,14 @@
$ @<userinput>{docker run --rm kauplan/review2.5 uplatex --version}
e-upTeX 3.14159265-p3.7.1-u1.22-161114-2.6 (utf8.uptex) (TeX Live 2017/Debian)
...(省略)...
//}
+#@#なおmacOSのようにRubyが使える環境なら、「@<code>|docker pull kauplan/review2.5|」のかわりに「@<code>|rake setup:dockerimage|」を実行してもいいです(内部で同じことを行います)。
+なおmacOSのようにRubyが使える環境なら、「@<code>|rake setup:dockerimage|」を実行すると自動的に「@<code>|docker pull kauplan/review2.5|」が実行されます。
+
=== macOSを使っている場合
macOSにおいて、RubyとTeXLiveをインストールする方法を説明します。
==== Rubyのインストール
@@ -59,18 +62,46 @@
ruby 2.3.7p456 (2018-03-28 revision 63024) [universal.x86_64-darwin18]
//}
実際の出力結果は上と少し違うはずですが、だいたい合っていればOKです。
-また、必要なライブラリをインストールするために、以下のコマンドも実行してください(各行の先頭にある「@<code>{$ }」は入力せず、それ以降のコマンドを入力してください)。
+また必要なライブラリをインストールするために、以下のコマンドも実行してください(各行の先頭にある「@<code>{$ }」は入力せず、それ以降のコマンドを入力してください)。
//terminal[][必要なライブラリをインストール]{
+### Rubyに詳しくない初心者向け
+$ @<userinput>{rake setup:rubygems}
+
+### Rubyに詳しい人向け
$ @<userinput>{gem install review --version=2.5}
$ @<userinput>{review version}
2.5.0 @<balloon>{必ず「2.5.0」であること(より新しいバージョンは未サポート)}
//}
+//note[macOS標準のRubyでは「gem install」がエラーになる]{
+macOSには標準でRubyがインストールされていますが、それを使って「@<code>|gem install|」を実行するとエラーになります。
+
+//terminal[][macOS標準のRubyではgemがインストールできない]{
+$ gem install review --version=2.5
+ERROR: While executing gem ... (Gem::FilePermissionError)
+ You don't have write permissions for the /Library/Ruby/Gems/2.3.0 directory.
+//}
+
+このエラーを回避するには、次のような方法があります。
+
+ - (a) Homebrewなどを使って別のRubyをインストールする。
+ - (b) @<file>{~/.gemrc}に「@<code>{install: --user-install}」という行を追加する。
+ - (c) 「@<file>{rubygems/}」のようなフォルダを作り、そのパスを環境変数@<code>|$GEM_HOME|に設定する。
+
+しかしRubyやコマンドラインに慣れていない初心者にとっては、どの方法も難しいでしょう。
+
+そこで、(c)に相当する作業を自動的に行えるようにしました。
+それが、Rubyに詳しくない初心者向けのコマンド「@<code>|rake setup:rubygems|」です。
+詳しいことは@<file>{lib/tasks/starter.rake}の中の「@<code>|task :rubygems|」の定義を見てください。
+また環境変数@<code>|$GEM_HOME|を設定するかわりに、@<file>{Rakefile}の冒頭で@<code>|Gem.path|を設定しています。
+
+//}
+
==== MacTeXのインストール
次に、MacTeXをダウンロードします。MacTeXとは、macOS用のTeXLiveです。
MacTeXはサイズが大きい(約4GB)ので、本家ではなく以下のミラーサイトのどれかを使ってください。
@@ -81,11 +112,11 @@
* @<href>{http://ftp.riken.go.jp/pub/CTAN/systems/mac/mactex/}@<br>{}
> @<file>{mactex-20200407.pkg}
ダウンロードができたら、ダブルクリックしてインストールしてください。
-インストールしたら、Terminal.appで次のコマンドを入力し、動作を確認してください(各行の先頭にある「@<code>{$ }」は入力せず、それ以降のコマンドを入力してください)。
+インストールしたらTerminal.appで次のコマンドを入力し、動作を確認してください(各行の先頭にある「@<code>{$ }」は入力せず、それ以降のコマンドを入力してください)。
//terminal[][MacTeXのインストールができたことを確認]{
$ @<userinput>{which uplatex} @<balloon>{下線が引かれたコマンドだけを入力すること}
/Library/TeX/texbin/uplatex
$ @<userinput>{uplatex --version} @<balloon>{下線が引かれたコマンドだけを入力すること}
@@ -119,11 +150,11 @@
//terminal[][Rubyが実行できることを確認]{
C:\Users\yourname> @<userinput>{ruby --version} @<balloon>{「ruby --version」だけを入力}
ruby 2.6.6-1 [x64-mingw32]
//}
-実際の出力結果は上と少し違うと思いますが、だいたい合っていればOKです。
+実際の出力結果は上と少し違うでしょうが、だいたい合っていればOKです。
また以下のコマンドを実行し、必要なライブラリをインストールします。
//terminal[][必要なライブラリをインストール]{
C:\Users\yourname> @<userinput>{gem install review --version=2.5}
@@ -145,11 +176,11 @@
C:\Users\yourname> @<userinput>{uplatex --version} @<balloon>{「uplatex --version」だけを入力}
e-upTeX 3.14159265-p3.7.1-u1.22-161114-2.6 (utf8.uptex) (TeX Live 2020/W32TeX)
...(以下省略)...
//}
-実際の出力結果は上と少し違うと思いますが、だいたい合っていればOKです。
+実際の出力結果は上と少し違うでしょうが、だいたい合っていればOKです。
== プロジェクトを作成
RubyとTeXLiveをインストールしたら、次に本を作るための「プロジェクト」を作成しましょう。
@@ -265,8 +296,10 @@
注意点をいくつか説明します。
* エラーが発生したときの対処法は@<secref>{02-tutorial|subsec-compileerror}で簡単に説明しています。
必ず読んでください。
- * ePubファイルを生成するときは「@<code>{rake epub}」または「@<code>{rake docker:epub}」、HTMLファイルを生成するときは「@<code>{rake web}」または「@<code>{rake docker:epub}」を実行してください。
+ * HTMLファイルを生成するときは「@<code>{rake web}」(または「@<code>{rake docker:web}」)を実行してください。
+ * ePubファイルを生成するときは「@<code>{rake epub}」(または「@<code>{rake docker:epub}」)を実行してください。
+ * Markdownファイルを生成するときは「@<code>{rake markdown}」(または「@<code>{rake docker:markdown}」)を実行してください。
* Starterでは「@<code>{review-pdfmaker}」コマンドや「@<code>{review-epubmaker}」コマンドが使えません(実行はできますが望ましい結果にはなりません)。
必ず「@<code>{rake pdf}」や「@<code>{rake epub}」を使ってください。