doc/irb/irb.rd.ja in irb-1.3.8.pre.2 vs doc/irb/irb.rd.ja in irb-1.3.8.pre.3
- old
+ new
@@ -38,19 +38,22 @@
= コマンドオプション
irb.rb [options] file_name opts
options:
-f ~/.irbrc を読み込まない.
- -m bcモード(分数, 行列の計算ができる)
-d $DEBUG をtrueにする(ruby -d と同じ)
- -Kc ruby -Kcと同じ
-r load-module ruby -r と同じ.
- --verbose これから実行する行を表示する(デフォルト)
- --noverbose これから実行する行を表示しない
- --echo 実行結果を表示する(デフォルト)
- --noecho 実行結果を表示しない
- --inspect 結果出力にinspectを用いる(bcモード以外はデフォルト).
+ -I path $LOAD_PATH に path を追加する.
+ -U ruby -U と同じ.
+ -E enc ruby -E と同じ.
+ -w ruby -w と同じ.
+ -W[level=2] ruby -W と同じ.
+ --context-mode n 新しいワークスペースを作成した時に関連する Binding
+ オブジェクトの作成方法を 0 から 3 のいずれかに設定する.
+ --echo 実行結果を表示する(デフォルト).
+ --noecho 実行結果を表示しない.
+ --inspect 結果出力にinspectを用いる.
--noinspect 結果出力にinspectを用いない.
--singleline シングルラインエディタを利用する.
--nosingleline シングルラインエディタを利用しない. デフォルトの動
作は, inf-ruby-mode以外でシングルラインエディタを利
用しようとする.
@@ -60,24 +63,29 @@
--noautocomplete オートコンプリートを利用しない.
--prompt prompt-mode
--prompt-mode prompt-mode
プロンプトモードを切替えます. 現在定義されているプ
ロンプトモードは, default, simple, xmp, inf-rubyが
- 用意されています. デフォルトはdefaultプロンプトモー
- ドになっています.
-
+ 用意されています.
--inf-ruby-mode emacsのinf-ruby-mode用のプロンプト表示を行なう. 特
に指定がない限り, ラインエディタは使わなくなる.
--simple-prompt
非常にシンプルなプロンプトを用いるモードです.
--noprompt プロンプト表示を行なわない.
+ --single-irb irb 中で self を実行して得られるオブジェクトをサ
+ ブ irb と共有する.
--tracer コマンド実行時にトレースを行なう.
--back-trace-limit n
バックトレース表示をバックトレースの頭から n, 後ろ
からnだけ行なう. デフォルトは16
- -v, --version irbのバージョンを表示する
+ --verbose 詳細なメッセージを出力する.
+ --noverbose 詳細なメッセージを出力しない(デフォルト).
+ -v, --version irbのバージョンを表示する.
+ -h, --help irb のヘルプを表示する.
+ -- 以降のコマンドライン引数をオプションとして扱わない.
+
= コンフィギュレーション
irb起動時に``~/.irbrc''を読み込みます. もし存在しない場合は,
``.irbrc'', ``irb.rc'', ``_irbrc'', ``$irbrc''の順にloadを試みます.
@@ -137,16 +145,16 @@
%NNn 行番号を表します.
%% %
例えば, デフォルトのプロンプトモードは:
- IRB.conf[:PROMPT_MODE][:DEFAULT] = {
+ IRB.conf[:PROMPT][:DEFAULT] = {
:PROMPT_I => "%N(%m):%03n:%i> ",
:PROMPT_N => "%N(%m):%03n:%i> ",
:PROMPT_S => "%N(%m):%03n:%i%l ",
:PROMPT_C => "%N(%m):%03n:%i* ",
- :RETURN => "%s\n"
+ :RETURN => "=> %s\n"
}
となっています.
RETURNは, 現在のところprintf形式です. 将来仕様が変わるかも知れません.
@@ -374,10 +382,10 @@
となり, エラーを起こしません. これは, rubyが最初にスクリプト全体をコン
パイルしてローカル変数を決定するからです. それに対し, irbは実行可能に
なる(式が閉じる)と自動的に評価しているからです. 上記の例では,
- evel "foo = 0"
+ eval "foo = 0"
を行なった時点で評価を行ない, その時点で変数が定義されるため, 次式で
変数fooは定義されているからです.
このようなrubyとirbの動作の違いを解決したい場合は, begin...endで括って