12.3.2.3. Windows上でCMakeを使ってリポジトリーのGroongaをビルドする方法¶
このドキュメントではWindows上でCMakeを使ってリポジトリーのGroongaをビルドする方法を説明します。
Groongaの開発にGNU/LinuxまたはUnixを使いたい人は GNU/LinuxまたはUnix上でCMakeを使ってリポジトリーのGroongaをビルドする方法 を参照してください。
Unixとは*BSDやSolaris、OS Xなどのことです。
12.3.2.3.1. 必要なソフトウェアのインストール¶
- Microsoft Visual Studio Express 2013 for Windows Desktop
- CMake
- Ruby
- RubyInstaller for Windows をオススメします。
- Git: Windows用のGitクライアントはいくつかあります。例:
12.3.2.3.2. リポジトリーからGroongaをチェックアウト¶
ユーザーはリリースされたソースアーカイブを使います。しかし、開発者はリポジトリーからGroongaをビルドするべきです。なぜなら、リポジトリーにあるソースコードが最新のソースコードだからです。
Groongaのリポジトリーは GitHub にあります。リポジトリーから最新のソースコードをチェックアウトします:
> git clone --recursive git@github.com:groonga/groonga.git
12.3.2.3.3. cmake
を実行¶
あなたの環境用の Makefile
を作る必要があります。
cmake
へオプションを渡してビルドパラメーターをカスタマイズできます。
-G
オプションを指定する必要があります。有効な -G
の値は次の通りです。
"Visual Studio 12 2013"
: 32bitビルド用。"Visual Studio 12 2013 Win64"
: 64bitビルド用。
開発者向けのオススメ cmake
オプションは次の通りです:
> cmake . -G "Visual Studio 12 2013 Win64" -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=C:\Groonga -DGRN_WITH_MRUBY=on
それぞれのオプションの説明です。
-G "Visual Studio 12 2013 Win64"
-DCMAKE_INSTALL_PREFIX=C:\Groonga
ビルドしたGroongaをC:\\Groonga
にインストールする、と指定しています。
-DGRN_WITH_MRUBY=on
mrubyサポートを有効にします。この機能はデフォルトで無効になっていますが、開発者はこの機能を有効にするべきです。
12.3.2.3.4. Groongaをビルド¶
これでGroongaをビルドできるようになりました。
Visual Studioまたは cmake --build
を使えます。
cmake --build
でGroongaをビルドするコマンドラインは次の通りです:
> cmake --build . --config Debug