geo_distance - 指定した2点の距離を計算する
geo_distance(point1, point2[, approximate_type])
groonga組込関数の一つであるgeo_distanceについて説明します。組込関数は、script形式のgrn_expr中で呼び出すことができます。
geo_distance() 関数は、point1に指定した座標とpoint2に指定した座標の間の距離(近似値)を求めます。
... note:
geo_distance()の他に、距離計算アルゴリズムの異なる、geo_distance2()、geo_distance3()がありましたが、1.2.9から非推奨になりました。 ``geo_distance2()`` の代わりに ``geo_distance(point1, point2, "sphere")`` を、 ``geo_distance3()`` の代わりに ``geo_distance(point1, point2, "ellipsoid")`` を使ってください。
point1
距離を求める2点のうち一つを指定します。GeoPoint型の値を指定できます。 [1]
point2
距離を求める2点のうちもう一つを指定します。GeoPoint型の値、あるいは座標を示す文字列を指定できます。
approximate_type
距離を求めるために地形をどのように近似するかを指定します。指定できる値は以下の通りです。
"rectangle"
方形近似で近似します。単純な計算式で距離を求めることができるため高速ですが、極付近では誤差が大きくなります。
"rect" と省略して指定することもできます。
この近似方法がデフォルト値です。 approximate_type を省略した場合は方形近似になります。
"sphere"
球面近似で近似します。 "rectangle" よりも遅くなりますが、誤差は小さいです。
"sphr" と省略して指定することもできます。
"ellipsoid"
楕円体近似で近似します。距離の計算にはヒュベニの距離計算式を用います。 "sphere" よりも遅くなりますが、誤差は小さくなります。
"ellip" と省略して指定することもできます。
指定した2点の距離をFloat型の値(単位:メートル)として返します。