# -*- coding: utf-8 -*- =begin = その日の天気プラグイン((-$Id: weather.rb,v 1.13 2008-03-02 09:01:46 kazuhiko Exp $-)) その日の天気を、その日の日記を最初に更新する時に取得して保存し、それぞれ の日の日記の上部に表示します。 == 入手方法 このファイルの最新版は、 (()) にあります。 == 使い方 === インストールと設定の方法 このファイルをpluginディレクトリにコピーしてください。漢字コードは EUC-JPです。 次に、tdiary.confを編集するか、WWWブラウザからtDiaryの設定画面から「その 日の天気」を選んで、天気データをいただいてくるURLを設定してください。 tdiary.confを編集する場合には、@options['weather.url']に設定してくださ い。両方で設定をした場合には、tDiaryの設定画面での設定が優先されます。 例えば、 NOAA National Weather Serviceを利用する場合には、 (())から、Select a country...で国名を選ん でGo!ボタンを押し、次に観測地点を選んでください。その時表示されたページ のURLを、例えば、 @options['weather.url'] = 'http://weather.noaa.gov/weather/current/RJTI.html' と書いてください。この例では東京ヘリポート((-どこにあるんだろ?-))の天気 が記録されます。情報の二次利用が制限されている場合がありますので、そのよ うなWWWページから情報を取得しないように注意してください。 さらに、将来日記のタイムゾーンが変化する可能性がある方は、今のタイムゾー ンを、@options['weather.tz']か、環境変数TZに設定しておくことをお勧めし ます。これによって、日記が引越した後も、天気データ取得時のタイムゾーン で天気を表示し続けることができます。tdiary.confに設定する場合は、例えば 日本標準時の場合は、 @options['weather.tz'] = 'Japan' と設定してください。 これで、新しい日の日記を書く度に、設定したURLから天候データを取得して、 表示するようになるはずです。天気は、
hh:mm現在天気(温度)
という形式でそれぞれの日の日記の上に表示されます。必要ならば、CSSを編集 してください。 div.weather { text-align: right; font-size: 75%; } などとしておけばいいでしょう。 日記に使用しているWWWサーバーからサーバーの権限でWWWページの閲覧ができる 必要があります。環境変数TZを変更する場合がありますので、secureモードでは 使えません。mod_rubyでの動作は今のところ確認していません。 デフォルトでは、携帯端末から閲覧された場合には天気を表示しないようになっ ています。携帯からでも天気を表示したい場合には、設定画面から設定するか、 tdiary.confに @options['weather.show_mobile'] = true を指定してください。 === 保存される天気データについて 天気データは、 * 書いてる日記の日付と現在の日付が一致し、 * その日の天気データがまだ取得されていないか、前回の取得時にエラーがあった 場合に、取得されます。 天気データは、@options['weather.dir']に設定したディレクトリか、 @cache_path/weather/ ディレクトリ以下に、年/年月.weather というファイ ル 名で保存されます。タブ区切りのテキストファイルですので必要に応じて編集 することができます。タブの数を変えてしまわないように気をつけて編集してく ださい。フォーマットの詳細は、Weather.to_sメソッドを参照してください。 天気データには、データの取得時刻が記録されています。また、データの取得元 から得られた、天気の更新時刻が記録されていることもあります。これらの時刻 は、世界標準時(UNIX時刻)に直されて記録されていて、日記に表示する時に現地 時刻に直しています。このため、天気を記録した時のタイムゾーンと、天気を表 示する時のタイムゾーンが異なってしまうと、例えば朝の天気だったものが夕方 の天気として表示されてしまうことになります。これを防ぐには、例えば、 @options['weather.tz'] = 'Japan' というオプションを設定して、データにタイムゾーンを記録するようにしてくだ さい。tdiary.confなどで、 ENV['TZ'] = 'Japan' などとして環境変数TZを設定することでも同様の効果が得られます。環境変数を 設定した場合は、tDiary全体の動作に影響がありますので留意してください。 なお、1.1.2.19かそれ以前のバージョンのweather.rbではタイムゾーンの情報が 天気データに記録されていません。お手数ですが、必要ならば、ファイルを編集 して、タイムゾーン情報を追加してください。記録ファイルは、デフォルトでは、 .../cache/weather/2003/200301.weather などにあります。取得元URLの次の数字がUNIX時刻ですので、それに続けて、空 白を一つと、Japanなどタイムゾーンを示す文字列を入力してください。データ 取得時にエラーがなければ、その後2つのタブに続いて、天気のデータが記録さ れているはずです。 === オプション ==== 必ず指定が必要な項目 : @options['weather.url'] 天気データを得られるWWWページのURL。 @options['weather.url'] = 'http://weather.noaa.gov/weather/current/RJTI.html' など。情報の二次利用が制限されている場合がありますので、そのようなWWW ページから情報を取得しないように注意してください。ブラウザから設定した 場合はそちらが優先されます。 ==== 指定しなくてもいい項目 : @options['weather.show_mobile'] = false trueの場合は、携帯端末からのアクセスの場合に、i_html_stringで生成され たCHTMLを表示します。falseの場合は、携帯端末からのアクセスの場合には天 気を表示しません。ブラウザから設定した場合はそちらが優先されます。 : @options['weather.tz'] データを取得した場所のタイムゾーン。コマンドライン上で例えば、 TZ=Japan date を実行して正しい時刻が表示される文字列を設定してください。Linuxでは、 /usr/share/zoneinfo以下のファイル名を指定すればいいはずです。ブラウザ から設定した場合はそちらが優先されます。このオプションが指定されてい ない場合、環境変数TZが設定されていればその値を使用します。そうでなけ ればタイムゾーンは記録しません。 天気データにタイムゾーンが記録されていない場合は、もし将来日記のタイム ゾーンが変更された場合に違う時刻を表示することになります。 日付の判定など、天気データの記録以外の時刻の管理には、日記全体のタイム ゾーンが用いられます。 : @options['weather.oldest'] = 21600 得られたデータが、このオプション(秒)より古い場合には、天気の取得エラー になり、次の日記の更新で再びデータを取得しようとします。デフォルトは6 時間(21600秒)です。このオプションがnilに設定されている場合には、どんな に古いデータでも受け入れます。 : @options['weather.show_error'] データ取得時にエラーがあった場合にそれを日記に表示したい場合にはtrueに します。デフォルトでは表示しません。 : @options['weather.dir'] データの保存場所。デフォルトは以下の通り。 "#{@cache_path}/weather/" この下に、年/年月.weather というファイルが作られます。これを、 @data_pathと同じにすると、日記のデータと同じディレクトリに天気のデータ を保存できるかもしれません。 : @options['weather.items'] WWWページから取得する項目。デフォルトは、ソースをご覧ください。 parse_htmlで得られる項目名をキー、記録する項目名を値としたハッシュです。 www.nws.noaa.govのフォーマットに合わせて、多少の単位の変動には耐えられ るようにしてあります。これを変更する場合には、parse_htmlメソッドも編 集する必要があるかもしれません。 : @options['weather.header'] HTTPリクエストヘッダに追加する項目のハッシュ @options['weather.header'] = {'Accept-language' => 'ja'} など。((-Accept-languageによって取得する言語を選べるサイトもあります。-)) デフォルトでは追加のヘッダは送信しません。 == 天候の翻訳について NWSからのデータは英語ですので、適当に日本語に直してから出力するようにし てあります。翻訳は、WeatherTranslatorモジュールによっていて、変換表は、 Weatherクラスに、Words_jaという配列定数として与えてあります。 語彙はまだまだ充分ではないと思います。知らない単語は英語のまま表示されま すので、Words_jaに適宜追加してください。 (()) に書いておくと、そのうち配布元で追加されるかもしれません。 == 細かい設定 天気データ取得元や好みに合わて、以下のメソッドを変更することで、より柔 軟な設定ができます。 === 表示に関するもの : Weather.html_string @data[item]を参照して、天気を表示するHTML断片を作ってください。 : Weather.error_html_string データ取得エラーがあった場合に、@errorを参照してエラーを表示するHTML断 片を作ってください。 携帯端末からの閲覧の際には、Weather.i_html_stringが使われます。エラーの 表示はできません。 === 天気データの取得に関するもの : Weather.parse_html( html, items ) ((|html|))文字列を解析して、((|items|))ハッシュに従って@data[item]を定 義してください。((|items|))には@optins['weather.items']または Weather_default_itemsが代入されます。返り値は利用されません。テーブル を用いた天気情報源ならば、このメソッドをあまり改造しないで使えるかも しれません。 == まだやるべきこと * 天気に応じたアイコンの表示 -どうやろうか? == 謝辞 その日の天気プラグインのアイディアを提供してくださったhsbtさん、実装のヒ ントを提供してくださったzoeさんに感謝します。また、NOAAの情報を提供して くださったkotakさんに感謝します。 The author appreciates National Weather Service (()) making such valuable data available in public domain as described in (()). == Copyright Copyright 2003 zunda Permission is granted for use, copying, modification, distribution, and distribution of modified versions of this work under the terms of GPL version 2 or later. =end =begin == Instance variables =end @weather_plugin_name = 'その日の天気' =begin == Classes and methods === WeatherTranslator module We want Japanese displayed in a diary written in Japanese. --- Weather::Words_ja Array of arrays of a Regexp and a Statement to be executed. WeatherTranslator::S.tr accepts this kind of hash to translate a given string. =end require 'erb' class Weather Words_ja = [ [%r[\A(.*)/(.*)], '"#{S.new( $1 ).translate( table )}/#{S.new( $2 ).translate( table )}"'], [%r[\s*\b(greater|more) than (-?[\d.]+\s*\S*)\s*]i, '"#{S.new( $2 ).translate( table )}以上"'], [%r[^(.*?) with (.*)$]i, '"#{S.new( $2 ).translate( table )}ありの#{S.new( $1 ).translate( table )}"'], [%r[^(.*?) during the past hours?$]i, '"直前まで#{S.new( $1 ).translate( table )}"'], #[%r[\s*\b([\w\s]+?) in the vicinity]i, '"近辺で#{S.new( $1).translate( table )}"'], [%r[\s*\bin the vicinity\b\s*]i, '""'], # ... in the vicinityは無視されるようになっています。訳語が欲しい方は、 # 上のコメントアウトされている行のコメントを外してください。 [%r[\s*\bpatches of\b\s*]i, '""'], [%r[\s*\bdirection variable\b\s*]i, '"不定"'], [%r[\s*(-?[\d.]+)\s*\(?F\)?], '"華氏#{$1}度"'], [%r[\s*\bmile(\(?s\)?)?\s*]i, '"マイル"'], [%r[\s*\b(mostly |partly )clear\b\s*]i, '"晴"'], [%r[\s*\bclear\b\s*]i, '"快晴"'], [%r[\s*\b(mostly |partly )?cloudy\b\s*]i, '"曇"'], [%r[\s*\bbroken clouds\b\s*]i, '"曇"'], [%r[\s*\bovercast( cloud deck)?\b\s*]i, '"曇"'], [%r[\s*\blight snow showers?\b\s*]i, '"にわか雪"'], [%r[\s*\blight snow\b\s*]i, '"小雪"'], [%r[\s*\blight drizzle\b\s*]i, '"小雨"'], [%r[\s*\blight rain showers?\b\s*]i, '"弱いにわか雨"'], [%r[\s*\bheavy rain showers?\b\s*]i, '"強いにわか雨"'], [%r[\s*\bheavy rain\b\s*]i, '"豪雨"'], [%r[\s*\b(rain )?showers?\b\s*]i, '"にわか雨"'], [%r[\s*\bdrizzle\b\s*]i, '"こぬか雨"'], [%r[\s*\blight rain\b\s*]i, '"霧雨"'], [%r[\s*\brain\b\s*]i, '"雨"'], [%r[\s*\bmist\b\s*]i, '"靄"'], [%r[\s*\bhaze\b\s*]i, '"霞"'], [%r[\s*\b(partial )?(freezing )?fog\b\s*]i, '"霧"'], [%r[\s*\bsnow\b\s*]i, '"雪"'], [%r[\s*\bthunder( storm)?\b\s*]i, '"雷"'], [%r[\s*\blightning\b\s*]i, '"稲光"'], [%r[\s*\bsand\b\s*]i, '"黄砂"'], [%r[\s*\bcumulonimbus clouds\b\s*]i, '"積乱雲"'], [%r[\s*\bcumulus clouds\b\s*]i, '"積雲"'], [%r[\s*\btowering\b\s*]i, '""'], [%r[\s*\bobserved\b\s*]i, '""'], [%r[\s*\bC\b\s*], '"℃"'], ].freeze end =begin === Weather class Weather of a date. --- Weather.html_string --- Weather.error_html_string Returns an HTML fragment showing data or error, called from Weather.to_html. --- Weather.i_html_string Returns a CHTML fragment to be shown on a mobile browser. =end class Weather include ERB::Util def error_html_string %Q|お天気エラー:#{h( @error )}| end # edit this method to define how you show the weather def html_string has_data = false r = '' # time stamp if @tz then tzbak = ENV['TZ'] ENV['TZ'] = @tz # this is not thread safe... end if @data['timestamp'] then r << Time::at( @data['timestamp'].to_i ).strftime( '%H:%M' ).sub( /^0/, '' ) else r << Time::at( @time.to_i ).strftime( '%H:%M' ).sub( /^0/, '' ) end r << '現在' if @tz then ENV['TZ'] = tzbak end # weather r << %Q|| if @data['weather'] then r << %Q|#{h( WeatherTranslator::S.new( @data['weather']).translate( Words_ja ).compact )}| has_data = true elsif @data['condition'] then r << %Q|#{h( WeatherTranslator::S.new( @data['condition']).translate( Words_ja ).compact )}| has_data = true end # temperature if @data['temperature(C)'] and t = @data['temperature(C)'].scan(/-?[\d.]+/)[-1] then r << %Q| #{sprintf( '%.0f', t )}℃| has_data = true end r << "" return has_data ? r : '' end # edit this method to define how you show the weather for a mobile agent def i_html_string r = '' # weather if @data['weather'] then r << %Q|| r << h( WeatherTranslator::S.new( @data['weather']).translate( Words_ja ).compact ) r << "" elsif @data['condition'] then r << %Q|| r << h( WeatherTranslator::S.new( @data['condition']).translate( Words_ja ).compact ) r << "" end return r end end # www configuration interface def weather_configure_html( conf ) station = Weather::extract_station_id(conf['weather.url']) station ||= conf['weather.url'] <<-HTML

その日の天気プラグイン

その日の天気を、その日の日記を最初に更新する時に取得して保存し、 それぞれの日の日記の上部に表示します。

天気データ

その日の天気を、例えばNOAA National Weather Serviceを利用する場合には、 NOAA National Weather Service から、Select a country...で国名を選んでGo!ボタンを押し、 次に観測地点を選んでください。 そして、その時表示されたページのURL (例えば東京ヘリポートの場合はhttp://weather.noaa.gov/weather/current/RJTI.htmlとなります) を、以下に記入してください。 大文字4文字のStation IDでもかまいません。

将来日記のタイムゾーンが変化する可能性がある方は、 今のタイムゾーンを記録しておくことをお勧めします。 これによって、日記が引越した後も、 天気データ取得時のタイムゾーンで天気を表示し続けることができます。

タイムゾーンを記録するには、例えば日本標準時の場合には、 tdiary.rbと同じディレクトリにあるtdiary.confに、 ENV['TZ'] = 'Japan'などと書き足すか、 以下に、Japanと記入してください。

WWWブラウザへの表示

下記から選んでください。

携帯電話への表示

下記から選んでください。

検索エンジンなどのロボットへの表示

下記から選んでください。

その他の設定

この他にもいくつかtdiary.confから設定できる項目があります。 詳しくは、プラグインのファイル(weather.rb)をご覧ください。

HTML end # Local Variables: # mode: ruby # indent-tabs-mode: t # tab-width: 3 # ruby-indent-level: 3 # End: