このセクションではFedora上でGroonga関連のRPMパッケージをインストールする方法を説明します。これらのパッケージは yum でインストールできます。
注釈
3.0.2のリリースから、Groonga関連のRPMパッケージはFedoraの公式yumリポジトリでリリースしています。GroongaのyumリポジトリのかわりにFedoraの公式リポジトリを使います。ただ、いくつか例外があって、MeCabの辞書( mecab-ipadic や mecab-jumandic )パッケージを使うにはGroongaのyumリポジトリを使います。
32-bit用と64-bit用のパッケージを配布していますが、サーバ用途には64-bitパッケージを利用することをオススメします。32-bit用パッケージはテスト用か開発用にだけ使って下さい。32-bit用パッケージを使った場合は、中程度のサイズのデータでもメモリ不足エラーになることがあります。
インストール:
% sudo yum install -y groonga
mecab-ipadic 、 mecab-jumandic といったパッケージを使うには Groongaのyumリポジトリを提供する groonga-release パッケージをあらかじめインストールします。
% sudo rpm -ivh http://packages.groonga.org/fedora/groonga-release-1.1.0-1.noarch.rpm
% sudo yum update
注釈
groonga パッケージは全文検索のための最小構成パッケージです。Groongaをサーバー用途で使うなら、設定済みの追加パッケージをインストールすることができます。
サーバー用途のための2つのパッケージがあります。
groonga-httpd (nginxを元にしたHTTPサーバー)
groonga-server-gqtp (GQTPサーバー)
詳細は サーバー を参照してください。
MeCab をトークナイザーとして使いたいときは、groonga-tokenizer-mecabパッケージをインストールしてください。
groonga-tokenizer-mecabパッケージのインストール:
% sudo yum install -y groonga-tokenizer-mecab
それからMeCabの辞書をインストールします。(mecab-ipadicもしくはmecab-jumandic)
IPA辞書をインストールします:
% sudo yum install -y mecab-ipadic
あるいはJuman辞書をインストールします:
% sudo yum install -y mecab-jumandic
Munin プラグインを提供するパッケージもあります。MuninでGroongaの状態をモニターしたい場合は、groonga-munin-pluginsパッケージをインストールしてください。
groonga-munin-pluginsパッケージのインストール:
% sudo yum install -y groonga-munin-plugins
MySQL互換のノーマライザーをGroongaのプラグインとして提供するパッケージがあります。MySQL互換のノーマライザーを使うには groonga-normalizer-mysql パッケージをインストールしてください。
groonga-normalizer-mysqlパッケージのインストール:
% sudo yum install -y install groonga-normalizer-mysql
Groongaをビルドするために必要なパッケージをインストールします:
% sudo yum install -y wget tar gcc-c++ make mecab-devel libedit-devel
ソースをダウンロードします:
% wget http://packages.groonga.org/source/groonga/groonga-5.0.4.tar.gz
% tar xvzf groonga-5.0.4.tar.gz
% cd groonga-5.0.4
configureを実行します( configure のオプションについては configure を参照してください):
% ./configure
ビルド:
% make -j$(grep '^processor' /proc/cpuinfo | wc -l)
インストール:
% sudo make install