8.3.19. normalize

ご用心

normalize コマンドは実験的な機能です。このコマンドは将来的に変更されるかも知れません。

8.3.19.1. 概要

normalize コマンドは指定したノーマライザーでテキストを正規化します。

normalize コマンドを使うのにテーブルを作成する必要はありません。このコマンドは、ノーマライザーの結果を確認するのに便利です。

8.3.19.2. 構文

normalize コマンドは normalizerstring という二つの引数をとります。これらの引数はどちらも必須です。

normalize normalizer
          string
          [flags=NONE]

8.3.19.3. 使い方

以下は normalize コマンドの簡単な使用例です。

実行例:

normalize NormalizerAuto "aBcDe 123"
# [
#   [
#     0,
#     1337566253.89858,
#     0.000355720520019531
#   ],
#   {
#     "normalized": "abcde 123",
#     "types": []
#   }
# ]

8.3.19.4. 引数

このセクションでは normalizer の引数について説明します。

8.3.19.4.1. 必須引数

必須引数は二つあります。 normalizerstring です。

8.3.19.4.1.1. normalizer

ノーマライザー名を指定します。 normalize コマンドは normalizer で指定された名前のノーマライザーを使います。

組み込みのノーマライザーの一覧は ノーマライザー にあります。

以下は NormalizerAuto ノーマライザーを使う例です。

TODO

他のノーマライザーを使いたい場合は、 register コマンドでノーマライザープラグインを登録する必要があります。例えば、 groonga-normalizer-mysql を登録することでMySQL互換の正規化方法を使うことができます。

8.3.19.4.1.2. string

正規化したい文字列を指定します。

string の中に文字列を含める場合は、シングルクォート( ' )またはダブルクォート( " )で string をクォートする必要があります。

string の中で空白を使う例です。

TODO

8.3.19.4.2. 省略可能引数

いくつか省略可能な引数があります。

8.3.19.4.2.1. flags

ノーマライズ処理をカスタマイズするオプションを指定します。「 | 」で区切って複数のオプションを指定することができます。例えば、 REMOVE_BLANK|WITH_TYPES というように指定できます。

指定可能なフラグは以下の通りです。

フラグ

説明

NONE

無視されます。

REMOVE_BLANK TODO
WITH_TYPES TODO
WITH_CHECKS TODO
REMOVE_TOKENIZED_DELIMITER TODO

以下は REMOVE_BLANK を使った例です。

TODO

以下は WITH_TYPES を使った例です。

TODO

以下は REMOVE_TOKENIZED_DELIMITER を使った例です。

TODO

8.3.19.5. 戻り値

[HEADER, normalized_text]

HEADER

HEADERのフォーマットは [0, UNIX_TIME_WHEN_COMMAND_IS_STARTED, ELAPSED_TIME] です。HEADERについては 出力形式 を参照してください。

normalized_text

normalized_text はオブジェクトです。このオブジェクトは以下の属性を持っています。

名前

説明

normalized

正規化されたテキスト。

types An array of types of the normalized text. The N-th types shows the type of the N-th character in normalized.

8.3.19.6. 参考