get - 一件のレコードの値の取得
get table [key [output_columns [id]]]
groonga組込コマンドの一つであるgetについて説明します。組込コマンドは、groonga実行ファイルの引数、標準入力、またはソケット経由でgroongaサーバにリクエストを送信することによって実行します。
getは、使用しているデータベースのテーブルの中の1件のレコードを指定し、カラムの値を取得します。
table
値を取得するレコードを含むテーブルの名前を指定します。
key
値を取得するレコードの主キー値を指定します。主キーなしのテーブルの場合はこのパラメータを指定しても無視されます(idパラメータを代わりに指定します)。
output_columns
出力するカラム名のリストをカンマ(',')区切りで指定します。
返値 ---
以下のようなjson形式で値が返却されます。
[[リターンコード, 処理開始時間, 処理時間], [カラム値1,..]]
リターンコード
grn_rcに対応する数値が返されます。0(GRN_SUCCESS)以外の場合は、続いてエラー内容を示す 文字列が返されます。
処理開始時間
処理を開始した時間について、1970年1月1日0時0分0秒を起点とした秒数を小数で返します。
処理時間
処理にかかった秒数を返します。
カラム値n
output_columnsで指定されたカラムの値。
テーブルEntryから主キー値が"abandon"であるレコードのbodyカラムの値を取得します。:
get Entry abandon body
[[0,1268211658.00739,0.000361],["放棄する"]]
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