このセクションではUbuntu上でGroonga関連のdebパッケージをインストールする方法を説明します。これらのパッケージは apt でインストールできます。
32-bit用と64-bit用のパッケージを配布していますが、サーバ用途には64-bitパッケージを利用することをオススメします。32-bit用パッケージはテスト用か開発用にだけ使って下さい。32-bit用パッケージを使った場合は、中程度のサイズのデータでもメモリ不足エラーになることがあります。
Ubuntu用のGroongaのAPTリポジトリーはLaunchpad上のPPA(Personal Package Archive)を使っています。このPPAからAPTでGroongaをインストールできます。
サポートしているUbuntuのバージョンは次の通りです。
- 12.04 LTS Precise Pangolin
- 13.10 Saucy Salamander
- 14.04 LTS Trusty Tahr
Groongaをインストールするためにuniverseリポジトリを有効にしてください:
% sudo apt-get -y install software-properties-common
% sudo add-apt-repository -y universe
ppa:groonga/ppa PPAをシステムに登録します:
% sudo add-apt-repository -y ppa:groonga/ppa
% sudo apt-get update
インストール:
% sudo apt-get -y install groonga
ノート
groonga パッケージは全文検索のための最小構成パッケージです。Groongaをサーバー用途で使うなら、設定済みの追加パッケージをインストールすることができます。
サーバー用途のための3つのパッケージがあります。
groonga-server-http (簡易HTTPサーバー)
groonga-httpd (nginxを元にしたHTTPサーバー)
groonga-server-gqtp (GQTPサーバー)
詳細は サーバー を参照してください。
MeCab をトークナイザーとして使いたいときは、groonga-tokenizer-mecabパッケージをインストールしてください。
groonga-tokenizer-mecabパッケージのインストール:
% sudo apt-get -y install groonga-tokenizer-mecab
Munin プラグインを提供するパッケージもあります。MuninでGroongaの状態をモニターしたい場合は、groonga-munin-pluginsパッケージをインストールしてください。
groonga-munin-pluginsパッケージのインストール:
% sudo apt-get -y install groonga-munin-plugins
MySQL互換のノーマライザーをGroongaのプラグインとして提供するパッケージがあります。MySQL互換のノーマライザーを使うには groonga-normalizer-mysql パッケージをインストールしてください。
groonga-normalizer-mysqlパッケージのインストール:
% sudo apt-get -y install groonga-normalizer-mysql
Groongaをビルドするために必要なパッケージをインストールします:
% sudo apt-get -V -y install wget tar build-essential zlib1g-dev liblzo2-dev libmsgpack-dev libzmq-dev libevent-dev libmecab-dev
ソースをダウンロードします:
% wget http://packages.groonga.org/source/groonga/groonga-4.0.6.tar.gz
% tar xvzf groonga-4.0.6.tar.gz
% cd groonga-4.0.6
configureを実行します( configure のオプションについては configure を参照してください):
% ./configure
ビルド:
% make -j$(grep '^processor' /proc/cpuinfo | wc -l)
インストール:
% sudo make install