groonga - オープンソースのカラムストア機能付き全文検索エンジン

7.2.12. load

7.2.12.1. 名前

load - データのロード

7.2.12.2. 書式

load values table [columns [ifexists [input_type]]]

7.2.12.3. 説明

groonga組込コマンドの一つであるloadについて説明します。組込コマンドは、groonga実行ファイルの引数、標準入力、またはソケット経由でgroongaサーバにリクエストを送信することによって実行します。

loadは、使用しているデータベースのテーブルにレコードを登録し、カラムの値を更新します。

7.2.12.4. 引数

values

input_typeに指定する形式で登録するレコードの値を表現した文字列を渡します。

input_typeがjsonである場合には、以下のいずれかの形式が使用できます。

形式1
[[カラム名1, カラム名2,..], [カラム値1, カラム値2,..], [カラム値1, カラム値2,..],..]
形式2
[{カラム名1: カラム値1, カラム名2: カラム値2}, {カラム名1: カラム値1, カラム名2: カラム値2},..]

形式1の[カラム名1, カラム名2,..]の要素はcolumns引数が省略された場合のみ有効です。

対象のテーブルが主キーを持つテーブルであった場合は、カラム名の中に'_key'(主キーを示す疑似カラム名)が含まれていなければなりません。

values引数が省略された場合には、括弧の対応が取れるまで標準入力からvaluesの値を読み取ります。引数として値を指定する場合は、文字列のエスケープが必要ですが、標準入力から与える文字列はエスケープする必要がありません。

続きの文字列については、空白文字(' ')をエスケープする必要はありません。

table

レコードを追加しようとするテーブルの名前を指定します。

columns

テーブルに登録するレコードに値を設定するカラム名のリストを、カンマ区切りで指定します。

ifexists

指定した主キーに対応するレコードが既にテーブルに登録済みであった場合に実行するscript形式のgrn_expr文字列を指定します。ifexistsにgrn_exprが指定された場合は、式の値が真である場合に限り、その他のカラムの値が更新されます。(デフォルトはtrue)

input_type

入力形式を指定します。JSONのみに対応しています。

7.2.12.5. 返値

7.2.12.5.1. JSON形式

[登録件数]

登録件数

テーブルに登録されたレコードの件数が返されます。

7.2.12.6. 例

テーブルEntryにレコードを登録します。:

load --table Entry --input_type json --values [{\"_key\":\"abandon\",\"body\":\"放棄する\"}]

[1]

標準入力からvaluesの値を与えます。:

load --table Entry --input_type json
[
{"_key": "abbreviate", "body": "短縮する"}
]

[1]

7.2.12.7. 関連項目

grn_expr

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