8.3.23. ruby_eval

8.3.23.1. 概要

ruby_eval コマンドはRubyスクリプトを評価して評価結果を返します。

8.3.23.2. 構文

ruby_eval には必須な引数が1つあります:

ruby_eval script

8.3.23.3. 使い方

ruby_eval を使うと、mrubyがサポートしているスクリプトを実行できます。

Ruby 1 + 2 という計算するだけの例です。

実行例:

register ruby/eval
# [[0, 1337566253.89858, 0.000355720520019531], true]
ruby_eval "1 + 2"
# [[0, 1337566253.89858, 0.000355720520019531], {"value": 3}]

ruby_eval コマンドを使うには事前に ruby/eval プラグインを登録します。

ruby_eval コマンドは実験的なプラグインです。このコマンドは将来的に変更されるかも知れません。

8.3.23.4. 引数

このセクションではすべての引数について説明します。

8.3.23.4.1. script

評価したいrubyスクリプトを指定します。

8.3.23.5. 戻り値

ruby_eval は例外情報などのメタデータつきで評価結果を返します(メタデータはまだ実装されていないので今のところ含まれません):

[HEADER, {"value": EVALUATED_VALUE}]

HEADER

HEADER については 出力形式 を参照してください。

EVALUATED_VALUE

EVALUATED_VALUEruby_script を評価した値です。

今のところ、 ruby_eval は評価された値として数値だけサポートしています。サポートしている型は今後増えていく予定です。

8.3.23.6. 参考