2.6. Fedora¶
このセクションではFedora上でGroonga関連のRPMパッケージをインストールする方法を説明します。これらのパッケージは yum でインストールできます。
ノート
3.0.2のリリースから、Groonga関連のRPMパッケージはFedoraの公式yumリポジトリでリリースしています。GroongaのyumリポジトリのかわりにFedoraの公式リポジトリを使います。ただ、いくつか例外があって、 groonga-normalizer-mysql や MeCabの辞書 ( mecab-ipadic や mecab-jumandic )パッケージを使うにはGroongaのyumリポジトリを使います。将来的には groonga-normalizer-mysql もFedora公式のyumリポジトリで提供することを計画しています。
32-bit用と64-bit用のパッケージを配布していますが、サーバ用途には64-bitパッケージを利用することをオススメします。32-bit用パッケージはテスト用か開発用にだけ使って下さい。32-bit用パッケージを使った場合は、中程度のサイズのデータでもメモリ不足エラーになることがあります。
ノート
'groonga'パッケージは全文検索のための最小構成パッケージです。Groongaをサーバー用途で使うなら、設定済みの追加パッケージをインストールすることができます。
サーバー用途のための3つのパッケージがあります。
groonga-server-http (簡易HTTPサーバー)
groonga-httpd (nginxを元にしたHTTPサーバー)
groonga-server-gqtp (GQTPサーバー)
詳細は サーバー を参照してください。
2.6.1. Fedora 20¶
インストール:
% sudo yum install -y groonga
groonga-normalizer-mysql や mecab-ipadic 、 mecab-jumandic といったパッケージを使うには Groongaのyumリポジトリを提供する groonga-release パッケージをあらかじめインストールします。
% sudo rpm -ivh http://packages.groonga.org/fedora/groonga-release-1.1.0-1.noarch.rpm
% sudo yum update
MeCab をトークナイザーとして使いたいときは、groonga-tokenizer-mecabパッケージをインストールしてください。
groonga-tokenizer-mecabパッケージのインストール:
% sudo yum install -y groonga-tokenizer-mecab
それからMeCabの辞書をインストールします。(mecab-ipadicもしくはmecab-jumandic)
IPA辞書をインストールします:
% sudo yum install -y mecab-ipadic
あるいはJuman辞書をインストールします:
% sudo yum install -y mecab-jumandic
Munin プラグインを提供するパッケージもあります。MuninでGroongaの状態をモニターしたい場合は、groonga-munin-pluginsパッケージをインストールしてください。
groonga-munin-pluginsパッケージのインストール:
% sudo yum install -y groonga-munin-plugins
MySQL互換のノーマライザーをGroongaのプラグインとして提供するパッケージがあります。MySQL互換のノーマライザーを使うには groonga-normalizer-mysql パッケージをインストールしてください。
groonga-normalizer-mysqlパッケージのインストール:
% sudo yum install -y install groonga-normalizer-mysql
2.6.2. ソースからビルド¶
Groongaをビルドするために必要なパッケージをインストールします:
% sudo yum install -y wget tar gcc-c++ make mecab-devel libedit-devel
ソースをダウンロードします:
% wget http://packages.groonga.org/source/groonga/groonga-4.0.1.tar.gz
% tar xvzf groonga-4.0.1.tar.gz
% cd groonga-4.0.1
configureを実行します( configure のオプションについては configure を参照してください):
% ./configure
ビルド:
% make -j$(grep '^processor' /proc/cpuinfo | wc -l)
インストール:
% sudo make install